今回ご紹介するのは、私の一番のお気に入りの和食のお店「椀」さんです。
このお店は、自宅から、30分くらいの、窪町という所にあります。マンションの1Fにあり、席は、座敷席2卓、テーブル席1卓、カウンター3席(めったに、ここは使いません。)
ご主人と奥様で切り盛りなさっています。ご主人様は、ヨーロッパで、料理の修業をしていたみたいですが、出て来る御料理は、和食です~。最後のほうに洋皿が出て来るところが、その片鱗を見せます。
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ほぼ、完全予約制で、今回は私たちだけでした~。ここの食事の特徴は、普通の懐石料理の枠にはまらない、自由な懐石料理です。(私が勝手に思っているのですが。)
ただ、あまりに頻繁に行くため、奥様から、「いつも代わり映えのしないお料理ばかりで、ご不自由はありませんか?」と聞かれることがあります。私は、「ここのお料理が好きなので来ます。どうぞお気遣いは不要に願います。」と、答えます。
年間に8回前後行くと思いますが、ほぼ同じようなメニューですが、飽きることはありません。時々気を使っていただき、ほかのお客様と違うお料理が出て来るときは、本当にうれしいです~。



いつもどうりの指定席に座ります。私は運転手ですので、いつものジンジャーエール。
息子と妻君は、まずは、ビールで、乾杯です。
  



まず最初は、いつもと違って、「里芋の天ぷら」です。柔らかく蒸した里芋を、丸ごとてんぷらにして、温かいだし汁につけて、出てきました~。このだし汁がとっても美味しいのです~。里芋の中もアツアツで、最初からテンションが上がります~。



次に出て来るのが、八寸です。「スモークサーモン、粟麩のあぶり、もずく酢、ラスクのチーズのせ」定番です。どれも小さいですが美味です。



次には、ここの売りでもあります、お刺身です。金沢は刺身の美味しい土地柄ですが、私の知っている刺身の中では、ここの刺身よりおいしい刺身はお目にかかったことがありません。今では、私よりも外で食べる機会の増えた、息子曰く、「この刺身を食べるとほかの店の刺身が食べられなくなって困る。」との事。
本日は、しまあじ、寒ブリ、タイの昆布じめ、です。どれもこれも美味しい。日によってお刺身は変わります。
刺身醤油としょうが醤油が付きます。好みを付けて食べます。このお醤油がまた他のお店とは違うのです。
  



ビールが終わった息子たちは、いつもの「黒龍の冷酒」を注文。私はジンジャーエールのお代りです~。( ^^) _U~~



椀物は、蟹しんじょう。このしんじょうは、「かわせみ」のそれよりおいしいです。ここのしんじょうを食べると、ほかのものは、なんなんだろうと思うくらい、フワフワで、アサリの出汁とマッチして、いくらでも食べられます。一度お汁だけをお変わりしたことがあるほどです~。妻君に嫌がられましたので、以後はもらっていませんが。



続いて、ズワイ焼きガニです。今回は、ズワイでしたが、香箱の場合もあります。このお酢が、またおいしいのです。私は、カニには酢を付けず、カニを食べた後で、酢だけを飲みます~。(^^♪



さて、冬の定番というか、今回のメニューの中の一番のお料理です。冬になるとこの椀物が出てきます。鱈の白子の揚げものです。大振りの鱈の白子を天ぷらにして、美味しいコクのあるアツアツのお醤油味のだし汁を注いだものです。これが何とも言えません。この味は、一度試してほしいです~。

 


最後のお料理は、洋皿になります。フィレ肉のソテーです。下には、ポテトがあり、今ではお肉より下のポテトが美味しいくらいです~。このあたりで、いつも満腹です。満足~。( ^^) _U~~



お食事は毎回違いますが、今回は初めて出てきた、カニ雑炊です。さっぱりとして出汁が利いています。日によって、焼きおにぎりのお茶漬けや、せいろ蒸しのマツタケご飯や、揚げ焼きそばや、特性出汁の素麺だったりします~。



デザートは、抹茶ケーキとキウイのソルベと白玉です。このデザートも毎回違います。





最後にコーヒーか紅茶と選びます。大体コースの内容は決まっていますが、季節季節で、いろいろとメニューが変化します。ですから飽きないのです。ただし、好みのものは変わらず、いつも同じ味で出てきます。これがまたいいのです。

また、ここのお味が大変気に入っていますので、おせち料理も毎年注文しています。ちなみにこんな感じです





中心街から離れた立地で、あまり知られていないところですが、本当に美味しい料理です。



このコースで、4.500円です。時々特別に出してくれる、タイの荒焚きも、こってりとしていて美味しいです。

ご訪問ありがとうございました。次回は、ヘルシーなフレンチをご紹介いたします。