TRAIN SUITE 四季島 乗車記 NO3 [TRAIN SUITE 四季島]
宿で、朝を迎えました~。おおむね快適な宿でした。ただし、登別も有名な温泉ですが、ほかの宿から比べると、少々不満も残りました。特にお食事です。伊豆や箱根、東北や九州に比べると、少々見劣りします。
四季島の朝はすべて早いです~。六時半起床、7時に食事。そして8時に出発です。
朝食は、夕食が夕食でしたので、あまり期待していませんでしたが、それにたがわず、食べるものがありません~。悲し、、、
北海道と言えばシャケですが、、、。私の地元で食べる方が物の方が美味しいです~。なぜ?、
出汁巻卵は、温かかったです~。ふしぎ~~~~。
特に湯豆腐は苦手です~。私の勝手な味覚なのですが、、、、。
見た目、納豆は藁に入っているのですが、中は密封パック?はて、、、?
朝食も終わり、8時にバスで、わかさいも本舗へ。地元では結構有名なお店らしいです。到着時には、全員にお菓子の詰め合わせがプレゼント、帰って開けてみたら、7つもお菓子が入っていました~。試食も豊富で、ここでかなりのお土産を買いこみました。しかも自宅まで送料無料です~。地ビールは、とってもおいしいものでした。
このわかさいも本舗で、ハプニング。旅館の不手際で、宿泊者の荷物をバスに積み忘れるというチョンボをしでかしました~。そのためこのお店の出発が、30分ほど遅れました~。出発時間に余裕があるといっていましたが、これでかなりきつくなりました~。
ドキドキ。これは四季島のスタッフのミスではなく、旅館のミスです。旅館の従業員が、あわてて車で運んできました~。何ともはや、、、。
どうにか、出発5分前にギリギリセーフ。到着して事なきを得ました。お部屋でまったりしていると、車窓からは、沿線の保育園の園児がお見送りをしてくれていました。
ラウンジのバーテンダーさん。おいしい牛乳を提供してくれました。ほとんどを私が飲んだみたいで、青森到着時にはもう在庫がありませんでした~。スミマセン。この方とっても親切で、ダイニングカーでは、私たちの写真も撮ってくれました。
そのうち、昼食となりました~。朝食をほとんど食べてませんので、おなかがすきました~。
この時先ほどのバーテンダーの方が、写真を撮ってくれたのです。日本で一番小さな駅です~。
最徐行で走ってくれています。
車両1両分しかホームがありません。峰と峰の間にある小さな駅。最徐行で通過していますが、あっという間に通過してしまいます。なぜこの駅ができたのか今でも謎だそうです。人が住んでいそうもないのです~。
綺麗にセットされたテーブル。期待値があがります。
先ずは、アミューズプーシュ、雪幻豚のリエットのまりも仕立て。初めての食感とお味。とても美味。
オードブル。根セロリと道産鴨ハム。
野菜のギリシャ風。
ふっくりんこのサラダ。
ポロ葱の冷製マスタード風味。
道産ビーンズのポール。
どれもおいしいです。量もちょうどよく完食。
これが今回から導入された函館の牛乳です。とっても濃厚で、味がありとってもおいしいものです。
周囲の反対を押し切って導入したものらしく、私が「この牛乳美味しいですね。」とひとこと言ったら、「そうですか。私がどうしてものこ列車に乗せたかったものなのです。分かっていただいてうれしいです。」と感謝されました。
感謝するのは私の方です。何度もお代わりをしてすみませんでした。翌朝にはなくなっていました~。
アフターヌーンティー。銀製のサンドウイッチ。大沼おおが製のローストサンドサンドウイッチ。そば粉のロールスティック。
ビジューショコラグリオット・タルトタタン。ヴェリーヌパンナコッタフレーズ。テ・フルールドゥ・スリジェ。フィナンシェ・シトロンヴェール。シューココアナナス。マルガッシュ。
どれがどれだかわかりませんが、どれもこれもおいしい。
景色を眺めながら、至福のひと時です。
単線が続きます。
展望車。部屋から近いので、頻繁にお邪魔してます~。それにしても変わった窓です~。
各車両の状態を示す計器です。エンジンがかかったりすると、その車両のインジケーターが赤くなります~。
食事の後は津軽三味線で、まったりとした時を過ごします。
太棹の三味線の音が5号車に響き渡ります。
大変いい時間でした。いい音でした~。うまい!
景色の中には、パッチワークの丘のようなところも。かなり小さいですが、とってもきれいです~。芝桜?なんでしょう?
さあいよいよ、青函トンネルをくぐります。来るときは、夜中でしたので、見ることはせきませんでした。
そして、北海道新幹線と貨物車両以外で在来線特急が青函トンネルと通ることのできるのは、四季島だけです~。これも非日常です。
線路が3本になっています。新幹線と在来線の車両の幅が違うための苦肉の策です~。
展望車はいっぱいの人です~。
最前列でカメラを撮りますが、乱反射でうまく取れませんでした。
上手く撮れなかったので、今度は最後尾車両まで、ダッシュ。先頭から、最後尾まで結構あります~。
トンネルから出るところを撮りに、、、。でも最後尾でもやはり乱反射。運転席との境の透明パネルが乱反射の原因です~。誰もいません。
すると車掌さんが、乱反射の原因の扉をあけてくれました~。おお~~~。ありがとうございます~。
クリアーです。感謝感謝です~。
最後尾の写真です。
そう、出た瞬間です~。最後尾の車両からのショットです。私しかいません。
青函トンネルを抜け、一昨日通過した青森駅に到着です。
たくさんの方々の出迎えです~。
お世話になっているクルーです~。とっても親切です~。
駅の改札口には、ねぶたのミニチュアがあります~。
いつも笑顔のクルーのお嬢さんです~。
バスで移動して、三内丸山遺跡に到着です。通常の駐車場ではなく、遺跡内の直接バスで横付けです~。
誰もいません。われわれだけです~。四季島の専用バスです~。
柱の跡と柱の跡です~。
本当に我々だけで、どうしたのかと思っていたら、今現在は、閉館していて、一般公開していないそうです。何と非日常。
我々だけのために開館してくれています。
普段は触れない実物の縄文土器です~。恐る恐る触っての記念撮影です~。
遺跡全体のジオラマです。6畳くらいあります。
展示物がすごい量です。
先ほど穴の中にあった柱跡の木片も陳列されています。
縄文土器です。
夕暮れが近づき、今夜の夕食が提供される青森美術館へ。
館内は、撮影禁止です。外からの写真しかありません。
この中の大ホールには、シャガールの大きな舞台幕が4点あります。たて9Mよこ15Mの大作で、3点は、青森美術館所蔵ですが、のこり1点、第3幕は、アメリカのフィラデルフィア美術館所蔵のものですが、同美術館が改装のため一時的に預かっているもので、第1幕から第4幕がそろっているのは、今だけだそうです。
そして、すでに閉館時間を過ぎています。そう、我々だけが美術館を見て回るそうです。
結構有名な、「あおもり犬」。そうです、アオモリケンです。青森県と掛けているみたいです。
すごく大きいです。高さは、8mくらいありそうです。
そして、今回の旅で、一番おいしかったお食事です。しかもとてもヘルシー。
コース料理の、総エネルギーが552kcal なのです。
ホテル城ヶ倉(HOTEL JOGAKURA)のシェフ川口氏が考案したフレンチコースです。
ヘルシーなフレンチは、金沢でもあるのですが、どうしてもお味が、、、、、。でも、ここのお料理は、ヘルシーなのに、普通のフレンチよりもおいしいのです。感動でした。
青森美術館の一室を貸切で、我々だけのために営業してくれるそうです。
広いお部屋に、大きなテーブル。食事をしている人数と、サーブしてくれる人数が同じなのではないかと思うほど、たくさんのスタッフさんがいます~。とっても贅沢な雰囲気です。
ワインは、お任せのワイン。私は白を、妻君は赤を、注文しました。とってもおいしい。
陸奥湾で獲れたとげくり蟹と、青森リンゴのゴロワース仕立て。
とげくり蟹の蟹みそと蟹爪のマリアージュ。
青森産香草のブーケを添えて。
この一皿で、77kcalです。
ワインやお酒は、カロリーに含まれません。ワインも美味。そして日本酒も。
津軽海峡で獲れた青森平目のセビーチェ風。八甲田山で獲れた山菜の出会い。フキノトウのコンディマンフレッシュトマトを添えて。132kcal
限定のお酒で、売っていないみたいです。とっても美味でした。お土産にほしかったのですが、、、、。
温製ポタージュ。岩木山の寒暖差によってできたトウモロコシ。ちなみに、56kcalです。
かなりおいしいものです。今まで食べたポタージュの中で一番おいしかったです。
奥陸奥湾帆立と八甲田山の雪解け水で自然栽培された山菜たちとの出会い。
ウドと、こぶみずと、ふき、添え。なんと、このボリュウムで、82kcal
青森リンゴで作られたタムラシードルと青い森の天然青色アンチャンティーのグラニテ。ちなみに7kcalです。
倉石フィレのポワレ、下北ワイン、8年熟成バルサミコ、甘露醤油のソース岩木山で栽培されたが嶽わさび、クレソンと共に青森産キタアカリ。このボリュームで、170kcal
幸せな時間が流れています。雰囲気も最高です。お料理のタイミングよく、長い時間待たされることはありませんでした。昨日とは雲泥の差です。
青森りんごトキと五所川原のジュレ2階層仕立て青森りんごフジの果皮を添えて。28kcalです。
コーヒーまでもが絶品。
アルコールを除き、総カロリー552KCAL信じられません。こんなにおいしいのちこのカロリー。どうしたらこんなことになるのやら。すべてにおいて、驚きです。
夜も更けて、とても素敵な夜です。シェフ自らお見送り。大きな美術館を貸切。これも非日常。
青森駅に到着。四季島の入線を待ちます。夜は更けています。時は、21時前後です。入線してきました~。
いよいよ青森駅を出発です。
青森の駅を21時出発です。お見送りご苦労様です~。
列車は走り、ここは弘前駅。夜も更けて22時です。
この笛奏者、とっても上手で、お名前は失念いたしましたが、また聞きたいものです~。
ゆるキャラと記念撮影です~。弘前城かな?
演奏も終わりお見送りです~。感謝。
この旅は、とってもタイトで、ぼんやりしている時間はありませんが、いっこうに疲れません。
そして昼食も美味、そして最高のディナー。満足です。前夜がウソのようです。
本日の昼と夜のお食事は、パーフェクトでした。フレンチの中でも1.2の美味しさです。
この食事のために、もう一度川口さんのホテルに行ってみたいと思いました。
出発から、好天気月続いていましたが、さすがに最終日は、お天気が悪そうです。
お天気は、下り坂です。明日は雨になりそうですが、屋外の観光はないので、バスからの出入りだけが問題です。
もう寝ないと、明日は一番の早起きになります。何と早朝5時には起きないと間に合いません。
列車内の睡眠は、とっても快適で熟睡しています。
NO4は、最終日となります。
御拝読ありがとうございました。